HP開設5周年〜色々ありました〜
設計処櫻のHPも開設5周年を迎えることができました(^^)
ここ1年ほどBBS以外の更新が無かったにもかかわらず
多くの方に訪問いただき感謝感謝です!!
ありがとうございます〜!

5年という月日は短いようでもあり長いようでもあり…
過ぎてしまえば「あっ」という間に過ぎたように思います。(^^;

そんな中、私の設計に対するコンセプトや考え方も日々変化してきました。
その内容は、これからリニューアルするときに追々記していくとして…
ここでは、この5年間に有った「参った〜」ということを書いていきたいと思います。
◆無料プランニング◆

これはHP開設当初から事あるごとにイベントとして行ってきたものです。
無料プランニングがきっかけとなり設計を依頼されることも有りますし、それぞれ申し込みされた方の思いが伝わってくるものですから、私としても楽しい仕事のひとつです。

ネットという特性上、北海道での別荘を!とか、移住したい…など、内地(こちらでは本州のことをこう言います)の方からの依頼も多くなります。

こういったプランでは北海道の「寒冷地仕様」をどこまで理解していただけるかがポイントになります。

その中から私が「参った…」と思った一例を…(^^;
それは数年前、道東のとある温泉地への「長期滞在型別荘」のプランでした。

依頼は、天井が高く(4m)、大きなワンルーム形式(50坪)、リビングから開放できるガラス越しのジャグジーがあって、そこも外部に大きなガラスで開放されていて、暖房器具は室内に見せず(オール電化の床暖房など)に、冬は半袖短パンで過ごせる、大スパンの木造平屋建ての建物…とのことでした。

確かに…カッコイイ!まるで雑誌掲載を目的としたような空間です。

でも…でも、そこには「寒冷地」という大きな壁が存在していました(TT)
この別荘を計画した地域は、厳冬の頃には−20度以下になる地域です。室内で半袖短パンで過ごすということは…室内外の温度差は50度位、ましてや高い天井部分は(いくらサーキュレーターを設けたとしても)60度前後になります。そこにリビングからガラス越しの温泉ジャグジーとなると、間違いなくガラス面が「結露」してしまいます(^^;

大容量の換気扇を設ければ良いんじゃない?と思われますが、そんなことしたら、室内温度を30度前後に保つことができません…(^^;

では、熱交換式の換気扇は?となると、温泉成分(硫黄)が含まれている水蒸気の換気には、どこのメーカーも「使用できません」とのこと…。

ましてや、室内に温泉成分が含まれる水蒸気が入ってきますから、木部が腐食する危険性もあります。温泉成分は侮れない存在なんです(^^;

いくら施主の依頼でも、後々のメンテナンスに問題が出てきそうな建物を薦めるわけにもいかず…ましてや、そんな施工、怖くて施工会社が請けないのではないかという不安も有りましたし、分離発注工事でも責任が負えないという判断から「できません」と泣く泣く諦めた次第です。
設計監理料金はすこぶる良かったんですけどね…(^^;
上記は数年前のお話ですが、建築技術は日々進歩しています。

この当時「暖房器具を見せないで快適に生活する空間」ということが、とてもランニングコストのかかる方法だったのですが、今ではランニングコストを抑えた工法(オール電化の深夜電力利用によるスラブヒーターなど)があります。

日々進歩していく技術や工法、設備機器。
地球環境への影響やエコ精神…。

そういうのを知っていくと自ずと「快適な住まい」への考え方も変化してきます。

今の住宅は「暖かくて当たり前」です。

…でも…

果たして、厳冬の季節に「半袖短パン」で過ごすことが快適なのか?
オール電化の住宅にありがちな「暑かったら窓を開ける」が快適な家なのか?

それらの答えは、住む方それぞれ、十人十色。

私の仕事は技術や工法、仕様、それらのメリット、デメリットを的確に説明し、住む方にベストなものを住む方と一緒に探り当て形にしていくことなのだなぁ…と、最近つくづく感じています。

住まいづくりを一緒に、楽しんだり悩んだりしてベストな形として残せるよう、これからも頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!(^^)
お知らせ
HPリニューアルに伴い、無料ネットプランを募集する予定です。
時期等は未定ですが、リニューアル時にホームにて告知しますので、お楽しみに!
このコラムは、かなりの部分に私の主観・感想・思い込みなどが多々盛り込まれていますので、使用上は充分ご注意ください(^^)
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一級建築士事務所 設計処 櫻